甲状腺手術(甲状腺切除術)後の過ごし方

手術後は、医師の指示に厳格に従ってください。毎日薬やホルモン剤を服用してください。また、医師の定期検診を受けてください。目標は甲状腺の問題をコントロールすることです。それができれば、やりたいことをもう一度することができます。

医師が女性の首筋を触って甲状腺の検査をしています。
医師は、あなたが正しく回復し、甲状腺の問題がコントロールされていることを確認するために、あなたの回復を監視します。

回復途中

  • 手術後数日間は、傷跡(切開)部分を濡らさないでください。

  • 外科医またはかかりつけ医のフォローアップ診察をスケジュールします。医師は切開跡をチェックします。ステープルまたはステッチ(縫合糸)がまだ残っている場合は、それらを取り除きます。切開跡は最初は赤く盛り上がっています。約  6 ヵ月間で 盛り上がりがなくなり色も薄くなっていきます。

  • 甲状腺ホルモン剤を服用する必要があるかもしれません。これらの錠剤は甲状腺が分泌していたホルモンの代わりになります。医師はでホルモン剤の用量を変更しながらあなたにとっての適量を見つけます。甲状腺ホルモン剤は空腹時にを服用してください。毎日同じ時間に服用してください。 

  • 副甲状腺が正常に機能しない可能性があります。その場合は手術後の数週間はカルシウムとビタミン D のサプリメントを服用する必要があるかもしれません。

  • 数週間は激しい身体活動をしないでください。水泳や重い物を持ち上げるなどです。

  • 医師が許可するまでは仕事に復帰しないでください。

健康管理

  • 甲状腺ホルモン剤や他の薬を服用している場合は、指示に従って服用してください。これはホルモンを適切なレベルに保つためです。甲状腺ホルモン剤は空腹時に服用してください。また毎日同じ時間に服用してください。ビタミン D は食物と一緒に摂取するとよりよく吸収されます。カルシウムは甲状腺ホルモンの吸収を妨げます。そのためカルシウムは一日のうち違う時間帯に摂取してください。

  • 定期的に医療機関で血液検査を受けてください。ホルモン剤の用量が適切かどうかを確認するためです。

  • 結節がある場合は、フォローアップ診察が必要になる場合があります。結節の大きさをチェックするためです。またはほかに結節がないか確認するためです。

  • がん治療を受けたことがある場合は、定期的なフォローアップ検査が必要になります。癌が再発する兆候がないかチェックするためです。

医療機関に連絡するタイミング 

次の症状がある場合は、直ちに医療機関に連絡してください:

  • 切開部位の腫れや出血

  • 発熱 100.4°F( 38°C)以上、または医師からアドバイスされた基準以上の発熱

  • 不自然な、耳障りな声(しわがれ声)

  • 喉の痛みがひどい、または1週間以上続く

  • 手、足、または唇のうずきやけいれん

Online Medical Reviewer: Chris Southard RN
Online Medical Reviewer: Marianne Fraser MSN RN
Online Medical Reviewer: Melinda Murray Ratini DO
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