子宮内膜症とは
子宮内膜症は、生殖器や月経周期に影響を与える問題です。月経中けいれんや痛みを引き起こす可能性があります。または、1か月を通して骨盤痛があるかもしれません。このような症状を放っておくと健康に影響をおよぼす可能性があります。早期の診断と治療により、管理することができます。
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子宮内膜は子宮の内側を覆います。子宮内膜は毎月増殖し、妊娠する準備をします。 |
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子宮内膜症では、子宮内膜組織が子宮外の場所で成長します。 |
子宮内膜症を理解する
子宮内膜症では、子宮内の組織が本来とは異なる箇所で成長し始めます。この子宮内膜組織は、卵巣、腸、または骨盤の壁でも成長する可能性があります。月経中、この余分な組織は血液を含んで膨らみます。組織から非常に軽度の出血がある場合もあります。腫れと出血が周囲の組織を刺激し、痛みやけいれんが発生します。この刺激により、瘢痕組織が形成される可能性があります。この瘢痕組織は臓器を結合してしまうこともあります。また、妊娠の問題(不妊症)を引き起こす可能性があります。
一般的な症状
子宮内膜症の場合は、次の症状が1つ以上あります。
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けいれんと月経痛
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骨盤の痛み
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性交中の痛み
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痛みを伴う排便
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妊娠が難しい(不妊)
治療法の選択肢
治療によって痛みを和らげることができます。子供をつくる機能を回復させることができる場合もあります。治療選択肢には、医学療法、手術、またはその両方が含まれます。薬を服用することで、症状のいくつかを和らげられる場合もあります。これらの治療選択肢については、医師に相談してください。
痛みを伴う性交
子宮内膜症は、性交中に痛みを引き起こす可能性があります。月のどのタイミングならば性交中の痛みが少ないかなど、一度確認してみてください。特定の位置でも痛みを引き起こす可能性があります。どの位置ならば痛みが軽減するかについても確認してください。
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