産後うつ病を理解する

うつ病とは？

うつ病は考え方や感じ方に影響を与える気分障害です。うつ病の主な症状は深い悲しみの感情です。人生に耐えられないと感じているかもしれません。ほかには次のような症状があります：

• 体重の過度な増加や減少

• 睡眠が異常に長い、または少ない

• いつも疲れている

• イライラする

• よく泣く

• 食欲が少なすぎる、または多すぎる

• 友人や家族から離れて過ごす

• 頭痛、痛み、または胃の問題が治らない

• 怒りや激怒を感じる

• 赤ちゃんに危害を加えるのではないかという不安

• 赤ちゃんへの関心がない

• 自分のことを価値がないと感じたり罪悪感を感じる

• 以前は楽しんでいたものに楽しさを感じられなくなった

• 順序よく考えることができなかったり物事を決められない

• 死や自殺について考えてしまう

出産後のうつ病

出産直後は泣いたり疲れたりすることもあります。こうした感情は正常な反応です。このような反応はベイビーブルーと呼ばれることもあります。このような憂鬱な気分は1～2週間で消えます。しかし、産後（出産後を意味する）うつ病は、ベイビーブルーよりもはるかに長く続き、深刻です。あなたは悲しい気分になり、絶望的になるかもしれません。また、赤ちゃんに危害を加えるのではないか、自分が悪い母親になるのではないか、と心配するかもしれません。

あなたのパートナーも産後うつ病を患っている可能性があります。お子さんの誕生後、1年以上にわたって症状が続くこともあります。パートナーの症状は母親の症状と似ています。

産後うつの原因は何でしょうか？

産後うつ病の正確な原因は不明です。脳の化学的・構造的変化がうつ病に大きな役割を果たしていると考えられています。出産中や出産後のホルモンバランスの変化が原因である可能性があります。赤ちゃんのお世話や母親になることに疲れていることもあるでしょう。これらすべての要因が憂鬱な気分を引き起こす可能性があります。場合によっては、遺伝子も関与している可能性があります。

うつ状態は治療することができます

産後うつ病を治療する方法はたくさんあります。医師に相談することが気分を良くするための第一歩です。

医療機関に連絡するタイミング

次のような症状がある場合は、医療機関に連絡してください: 

• 明確な理由もなく涙が出る

• 睡眠、食事、選択することに支障がある

• 赤ちゃんのお世話ができるかどうか自信がない

• 強い悲しみ、不安、絶望感があり、日常生活に支障が出る

詳細

• 国立精神衛生研究所 - www.nimh.nih.gov または 866-615-6464

• 全米精神障害者家族同盟 - www.nami.org または 800-950-6264

• メンタルヘルスアメリカ - www.nmha.org または 800-969-6642

• 全国自殺予防ライフライン - www.suicidepreventionlifeline.org または 800-273-8255